検索エンジンからの流入が増えない!
まだWEBサイトが新しいけど上位表示を狙いたい!
検索順位を上げるキーワード選定のコツが知りたい!
この記事ではキーワード選定の方法が分からない方のお悩みを解決します。
こんな方におすすめ
・WEBサイトの集客にお悩みの方
・ブログやアフィリエイト初心者
・SEOライティングを学びたい方
この記事で悩みを解決できる根拠
著者はWebマーケッター。月間400万PVの事業会社WEBサイトで主要ビッグワードを20位圏外から3位以内に3ヵ月で上昇させた実績あり。
この記事を読むメリット
検索キーワード選定のコツ、検索順位を上げる方法が分かります。
では早速いきます!
初心者でもすぐに使えるキーワード選定の2つのコツ
WEBサイトやブログを運営ではSNSや広告による集客も大事ですが、期待する行動がとれる検索キーワードで検索エンジン上の検索順位を上げることはさらに重要です。
なぜならWEBサイトが検索上位をとれるようになると、運営側が発信しなくても集客できるようになるからです。
検索エンジンで検索順位を上げるにはSEO対策に取り組むのですが、検索順位を上げる秘訣はキーワード選定にあります。
キーワード選定のコツには、大きく分けて2つのコツがあります。
検索キーワードに対するマインドセットと調査ツールの活用です。
詳しく解説していきます。
検索キーワードに対するマインドセットのコツ
狙いたいキーワードがあると作り手の思いが強くなってしまい、想定する読者の思いとズレてしまうことがあります。
ですが、想定する読者ターゲットの思いとのズレは事前に対策をすれば防ぐことができます。
キーワードを選定する前には毎回情報を整理し、マインドセットをする方法があります。
整理する情報は4つあります。
・想定する読者ターゲット
・解決したい読者のニーズ
・読者が求める解決策の内容
・読者に提供できる価値
整理しない場合にどうなるか、具体例はこちら↓
想定する読者ターゲット
例えば、「Webライティング 方法」で上位を狙いたいと思ったら、ターゲットが初心者なのかベテランなのかで求める情報が変わります。
解決したい読者のニーズ
さらに、「Webライティング 方法」で読者が知りたいのは、SEOのノウハウかもしれませんし、文章の書き方かもしれませんし、必要なこと全て知りたいのかもしれません。
読者が求める解決策の内容
自分・自社がどのような価値を提供できるのかによってもキーワードは変わります。
読者に提供できる価値
「激安 〇〇通販」で検索上位を狙っても提供できる商品の価格が高ければ、購入に繋がりません。
今回紹介した整理する情報の4つのポイントをキーワード選定をする際には毎回振り返ることで、マインドセットができ、狙うべき検索キーワードが明確になります。
ベテランの方でも毎回メモ帳アプリなどを使ってマインドセットをされている方はたくさんおられます。
そのことからも手抜きせずにマインドセットするのが、成功者も実践する検索1位をとるコツになりますね。
ここまでのところでキーワード選定の準備は整いますので、続いてキーワード選定に使うツール活用のコツを解説します。
初心者でも安心!検索順位を上げるツール活用のコツ
検索順位を上げるキーワード調査を行うためには、2つ~4つのツールを使います。
・グーグルトレンド
・関連キーワード取得ツール
・キーワードプランナー
順に解説していきます。
グーグルトレンド
グーグルトレンドはgoogleが提供する無料のツールです。
検索回数のピークを100とした指数の表になっているので視覚的に傾向をつかめます。
主に調べたいキーワードがこれから使われる言葉なのか、だんだん使われなくなっている言葉なのかを調べたいときに使えます。
また、季節やイベントに影響するキーワードであれば、どのタイミングで検索が増えるのかを調べることもできます。
他にはあまりない機能として、よく検索される地域を調べることもできます。
参考にWEBセミナーを意味する「ウェビナー」を調べてみました。
コロナウイルスの影響が出始めた2月下旬から増え始め、外出自粛の強化ととも検索が増えて、緊急事態宣言の出たあたりがピークになっているのが分かります。
ほかにもウェブ検索、画像検索、ニュース検索、Googleショッピング検索、YouTube検索ができるのが他にはない珍しい機能になっています。
特に「YouTube検索」はこれからニーズが高まりそうですね。
関連キーワード取得ツール
関連キーワード取得ツールはサジェストキーワードを調べることができる無料ツールです。
特定のキーワードと組み合わせて検索されているキーワードを抽出してくれます。
ビッグワードを選定した後に、ロングテールキーワードの候補を決める参考になります。
コンテンツ制作のしやすさから考えると、ビッグワードで抽出できるサジェストキーワードは多ければ多いほど良いのですが、少なくても500~700程あるビッグワードを選ぶのが最適です。
キーワードプランナー
キーワードプランナーはGoogle広告を行う人向けの無料ツールで月間の検索数を調べることができます。
キーワードプランナーを使うことによって、ビッグワードからロングテールキーワードまですべてのキーワードの検索数を調べることができるので、狙いたい検索数のキーワードを見つけるのに役立ちます。
こちらは以前とは異なり、Google広告を少額でも実施した後でないと、検索データはおおまかなデータになります。
goole広告をいくら、どの期間運用すれば正確な月間検索数のデータがとれるかは不明でして、google社の方数名にも問い合わせましたが、公開されていないとのことでした。
おおまかなデータのままでは、10~100、100~1,000、1,000~10,000という風にかなり幅がひろくなってしまいます。
その間は複数のキーワードをまとめてしらべることはできませんが、こちらがおすすめです。↓
月間の検索ボリュームを調べるのに有効なツールですが、他の使い方もできます。
実は競合サイトのSEO対策キーワードも調べることができる優れものなんです。
今回紹介した3つのツールを活用すれば、キーワードの設定を効率的に行うことができます。
良いツールも効果は使い方次第ですので、続いて使い方について解説していきます。
キーワード選定で大事なこと
キーワードを選定するときに気をつけるべきことが2つあります。
①検索するときに使う言葉
②キーワードと内容の一致
①検索するときに使う言葉
想定する読者ターゲットが検索で入力する言葉を使うことです。
意味は同じでも検索する際に使われる言葉かどうかを調べることも大切です。
GoogleトレンドやTwitterでのツイート検索など、調べる方法はいくらでもあります。
②キーワードと内容の一致
設定した検索キーワードでWEBサイトに訪問する方が求める情報がWEBに掲載されていなければ意味がありません。
キーワードか先か内容が先かはその方の作り方次第だとは思いますが、どちらにしてもキーワードと内容が一致していれば、まずは読んでもらえます。
続いてキーワード選定の手順を解説します。
キーワード選定の手順
キーワード選定の手順は大きく分けると2つになります。
手順①ビッグワードの選定・検索ボリュームのチェック
手順②ロングテールキーワードの選定
手順③選定したキーワードの競合ページをチェック
まずは手順①「ビッグワードの選定・検索ボリュームのチェック」から説明します。
①ビッグワードの選定・検索ボリュームのチェック
キーワード選定は2語から3語の組み合わせが基本になりますので、まず柱となる1語を決めます。
1語で月間の検索数が1万回以上、理想はサジェストキーワードが700以上のもんを選ぶと、コンテンツのネタにも困りにくく、作りやすくなります。
続いて手順②ロングテールキーワードの選定に移ります。
②ロングテールキーワードの選定
ロングテールキーワードは、月間の検索数が100~1,000ぐらいある、2語から3語を組み合わせたキーワードです。
Google広告をまわす必要がありますが、100~200.100~500あたりのキーワードを設定すると、1位を取りやすくなります。
初心者、新規ドメインでも検索数が100~200ぐらいだとすぐに1位を狙うことも可能です。
続いて手順③競合ページのチェックに移ります。
③選定したキーワードの競合ページをチェック
選定したキーワードで検索した際に表示されるページのうち、広告を省いた上位3位のページをチェックします。
チェックポイントはテキスト量とドメインパワーです。
チェックする方法を順に紹介していきます。
競合ページのテキスト量をチェックする方法
Googleが判断する有益な情報として、情報量つまりテキスト量も判断材料となっていて、上位表示を狙うには1ページだと2,000~4,000文字必要と言われています。
新しいWEBサイトで上位表示を狙うにはテキスト量で他に勝る必要がありますので、上位3位までのページのテキスト量を確認してそれ以上のテキスト量でコンテンツを作ります。
無料でテキスト量をカンタンに調べられるツールはこちら↓
調べたいサイトのテキスト部分をコピーして、「カウントボタン」をクリックし、「改行、空白を除いた文字数」の欄を確認すればOKです。
競合ページのドメインパワーをチェックする方法
ドメインパワーを調べる方法には、2種類あります。
・ドメインパワーチェッカー
・MozBar
特におすすめなのは、MozBarでして、こちらはGoole chromeの拡張機能になります。
無料で使えてダウンロードして登録すれば、すぐに使えます。
こちらの「DA」がドメインランクになります。
上位に表示されるページのDAが20を超えていると、新しいWEBサイトで上位表示する難易度は高くなります。
自分の運営するWEBサイトと比較し、DAの差が大きい競合ページが並んでいる場合は、類似のキーワードに変更する方が上位表示を狙いやすくなります。
ドメインランクが決まる基準も参考に載せておきます。
・ドメイン使用期間
・コンテンツ量
・鮮度、更新頻度
・テーマ、専門姓
・有益な外部へのリンク
・有益な外部からのリンク
・コミュニティの広がり
ここまでのところで検索で上位表示させる方法、キーワード選定するためのマインドセット、調査ツールとツールの使い方、キーワード選定の具体的な方法やポイントは分かったと思います。
狙うべきキーワードの月間検索数について、できれば検索数が多いキーワードを狙いたいと思うのが本音だと思います。
ですが、はやりおすすめするのは複数のキーワードを組み合わせたロングテールキーワードの選定になります。
根拠を別の角度から説明しておきます。
ビッグキーワードよりロングテールキーワードを選定する
ビッグキーワードよりロングテールキーワードで上位表示を狙うべき理由は2つあります。
①検索意図が広く期待する行動は見込めない
②クリック率の傾向 1位で20%
ビッグワードは検索意図が広く期待する行動は見込めない
具体例として「ブログ」で検索してみました。
サジェストキーワードには、「ランキング」「おすすめ」「村」「収入」「速報」「始め方」「芸能人」「で稼ぐ」が出ます。
人気ブログを調べたい、ブログ収入や始め方を調べたい、芸能人のブログを見たいなどニーズの幅が広くなっています。
「ブログ」で検索して自分のWEBサイトの内容を求めていない人に上位表示されてもクリックされる可能性も低く、上位に表示されても見てもらえず、期待する効果は得られません。
キーワード検索上位ページのクリック率は1位で20%
意外に思うかもしれませんが、検索エンジンで上位表示されても1位で20%、1ページ目にぎりぎり入る可能性のある10位でも1%程度です。
こちらはアメリカのニューヨークにあるインターネットマーケティング会社NINJASが2017年7月に公開したレポートがありますので参考に紹介します。
■2017年の検索順位別クリック率
1位 :21.12%
2位 :10.65%
3位 : 7.57%
4位 : 4.66%
5位 : 3.42%
6位 : 2.56%
7位 : 2.69%
8位 : 1.74%
9位 : 1.74%
10位: 1.64%
参考)Ninjas
こちらを元に、月間検索数とクリック率の関係から閲覧・訪問数を考えたいと思います。
月間検索数とクリック数の比較
検索数 100 | 検索数 1,000 | 検索数 10,000 | |
1位 21.12% | 21 | 211 | 2112 |
2位 10.65% | 11 | 107 | 1065 |
3位 7.57% | 8 | 76 | 757 |
4位 4.66% | 5 | 47 | 466 |
5位 3.42% | 3 | 34 | 342 |
6位 2.69% | 3 | 27 | 269 |
7位 2.56% | 3 | 26 | 256 |
8位 1.74% | 2 | 17 | 174 |
9位 1.74% | 2 | 17 | 174 |
10位 1.64% | 2 | 16 | 164 |
月間の検索数が100回のキーワードで1位の場合は21人の訪問者ですが、
月間の検索数が1000回のキーワードで10位の場合は、16人の訪問者になります。
月間の検索数が多いキーワードは必然的に競合ページが増え、上位表示の難易度は上がります。
難易度の高いキーワードで1位を狙えない場合は、難易度が低くて月間の検索数が少ないキーワードで1位になった方がWEBサイトの訪問者数は多くなるんです。
初心者でもできる検索順位アップ方法のまとめ
今回は初心者の方や新しいWEBサイトでも検索エンジンでの検索表示順位を上げる方法、キーワード選定のコツを紹介しました。
少し長くなりましたので要点をまとめておきます。
■初心者でもすぐに使えるキーワードの2つのコツ
キーワードを選定する前には毎回マインドセットをする
キーワード調査ツール活用で効率的にキーワード選定する
■キーワード選定で大事なこと
想定する読者ターゲットが使うことに置き換える
検索キーワードとWEBサイトの内容を一致させる
■ビッグキーワードよりロングテールキーワードを選定する
初心者、新しいWEBサイトは月間検索数100~200を狙う
詳しい内容を再度確認したい場合は「もくじ」から見出しを選んで読めるようにしておきました。
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(アフィリエイトASPの紹介記事ですが、後半にはSEOに強いテーマについて紹介しています。)
https://tobachan.com/affiliate-asp
ブログを書いたらキーワード別の順位をチェック
今回の記事では短時間で読めるように内容を絞って紹介させてもらいました。
ブログを書くときの流れは、こうなります。
①キーワード選定→②競合調査→③構成づくり→④記事作成・登録→⑤タイトル決定→⑥調整して公開→⑦キーワード登録→30位以内なら記事修正
①から⑥はイメージしやすいと思いますので、⑦キーワード登録について補足します。
グーグルサーチコンソールを使えば、一つ一つの記事の検索順位を調べることができますが、記事が増えてくると調べるのにも時間がかかるようになります。
そこでおすすめなのが、キーワード調査ツールGRCです。
GRCを使えば、毎日パソコンを立ち上げると自動で順位調査をしてくれて記録されますので、キーワードごとの順位調査もストレスなくできるようになります。
記事が増えてから導入しても大丈夫ですが、筆者は初めから導入しました。
早く結果を出したい場合は、記事の分析も早く行って改善することになりますので、ブログ開始と同時にド導入しておきましょう。
キーワード10個までなら無料で調査できますので、ぜひ試してみてくださいね。
GRCの詳しい説明については、別の記事で解説しています。
https://tobachan.com/seo-checktool-grc
SEOに強いWebライティング 売れる書き方の成功法則64
さらに詳しくキーワード選定について学びたい方、書籍でじっくり読みたい方にはこちらがおすすめ。
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