このような疑問に答えます。
筆者は体の成長がピークを過ぎて、薄毛や抜け毛が気になり始める方が多い30代。
自らハゲ治療を行って、クリニックで教えてもらって得た知識を、薄毛や抜け毛、ハゲの原因が気になるあなたにお伝えします。
ハゲる原因は男性ホルモンなのか?
男性ホルモンが原因でハゲる
男性がハゲる主な原因はAGA(男性型脱毛症)であり、悪性の男性ホルモンが原因で発症します。
ですが、
男性ホルモンが多いとハゲやすい
これは間違いです。
男性ホルモンといえば、有名なのがテストステロンですね。
テストステロンとは
テストステロンは、主に精巣で作られていて、男性ホルモンの大半を占めています。
筋肉や血管、毛髪、性欲など、全身で様々な役割を担っていて、加齢によって濃度が変化していく男性ホルモンです。
男性ホルモン(テストステロン)は、特に思春期に大量に分泌されるもので、加齢に伴って減っていくもの。
もし男性ホルモン(テストステロン)多いとハゲやすいのであれば、加齢に伴って髪の毛が増えるということになりますが、そんなことはないですよね?
ここからハゲる原因についてもう少し詳しく見ていきたいと思います。
ハゲる原因には何がある?
ハゲの原因は主に4つです。
- 食生活の乱れ
- 頭皮環境の悪化
- 過度なストレス
- 遺伝によるハゲ
順に解説します。
ハゲの原因① 食生活の乱れ
食生活が乱れて栄養バランスが偏ると、髪の毛にも悪い影響が出てハゲやすくなります。
髪の毛もたんぱく質でできているので、たんぱく質が不足するような無理なダイエットはNG。
PFCバランス(たんぱく質・脂質・炭水化物のバランス)の崩れた食生活は髪の毛の成長を阻害してしまうので、薄毛や抜け毛が気になったら、食生活の乱れをなくすことも大切です。
ハゲの原因② 頭皮環境の悪化
筋トレやジョギングなど汗をかくトレーニングやスポーツをした後に頭皮ケアをしなかったり、整髪料を流さずにそのまま就寝してしまったりするのもハゲやすくなります。
そういった頭皮の汚れをそのままにしがちな生活が続くと頭皮環境が悪くなり、健康な髪の毛が育たなくなります。
疲れていても頭皮を守る生活習慣を心がけることが必要です。
ハゲの原因③ 過度なストレス
ストレスが原因とされるハゲで有名なのが円形脱毛症。
髪の毛の栄養も血液によって運ばれるのですが、ストレスによりノルアドレナリンという神経物質が分泌されると、毛細血管を縮小させて血流が減ります。
髪の毛の栄養が不足して不健康な状態になると、薄毛や抜け毛が進行してしまいます。
ハゲないようにするためにも、適度なストレスを感じたら、無理せずにストレスを発散できるような活動を取り入れるのがおすすめです。
ハゲの原因④ 遺伝によるハゲ(AGA)
最近はテレビをはじめとして、いろんなメディアでAGAの広告を見かけるようになりました。
AGAは遺伝による影響が大きくて、薄毛や抜け毛でハゲやすくなる原因の「5α還元酵素」を多く作ってしまう男性型脱毛症のことです。
AGA(男性型脱毛症)は、悪性の男性ホルモンが髪の毛の成長を阻害し、薄毛や抜け毛の症状が出ます。
ここからはAGAの仕組み、悪性の男性ホルモンについて詳しく解説します。
悪性の男性ホルモンが原因で起こるハゲ
AGAの原因は悪性のジヒロテストステロン
AGA(男性型脱毛症)が発症する原因は、悪性の男性ホルモン「ジヒロテストステロン(DHT)」です。
体内に「5α還元酵素」が増えると「テストステロン」が「ジヒロテストステロン(DHT)」に変換されます。
悪性の男性ホルモン「ジヒロテストステロン(DHT)」が毛母細胞や毛乳頭細胞に働きかけることで、髪の毛が成長途中で抜けてしまい、薄毛になります。
ジヒロテストステロンは「5α還元酵素」が多いと増えやすい
ここまでのところを整理しておきます。
- 男性がハゲる主な原因はAGAであり、AGAは悪性の男性ホルモンが原因で発症する。
- ジヒロテストステロンは「5α還元酵素」があることで増える。
つまり、男性ホルモンが多いからAGAになりやすいのではなく、「5α還元酵素」が多いとAGAが起こりやすいことが分かります。
そして「5α還元酵素」が多いのか少ないのかは主に母方の遺伝子による要因が大きいことが分かっています。
さらに加齢によって薄毛になることについて、なぜなのか。
加齢が進むとテストステロンの分泌が減ってしまうのですが、補うためにジヒロテストステロンを生成してしまう性質があるんです。
年をとっても薄毛になりにくくするには、テストステロンの分泌を増やす行動が大切です。
加齢によるハゲを抑えたい!テストステロンを増やす方法
加齢でハゲるリスクを抑えたい人向けに、テストステロンを増やす方法も紹介しておきます。
テストステロンを増やす方法は主に5つあります。
- 必要な栄養をしっかりと摂る(主にたんぱく質やビタミン)
- 上質な睡眠をしっかりとる。
- 筋トレや適度な運動
- 太陽を浴びる
- 過剰な糖質は控える
太陽を浴びると幸せホルモン「セロトニン」を分泌するのは聞いたことがあると思いますが、「テストステロン」も増えます。
加齢による薄毛に負けないように、年をとっても外でできるスポーツの習慣を作りたいですね。
悪性の男性ホルモンのせいでハゲたらどうなるのか
この記事を読んでいる人は、男性ホルモンが多いとハゲやすいのかが気になっていた人が大半だと思いますが、せっかくなので有益情報を。
抜け毛が増えたりして薄毛の症状が出始めると、どれくらいの期間でハゲてしまうのか。
薄毛や抜け毛が進行してハゲてしまった方のアンケート結果があるので紹介します。
薄毛に気づいてどれくらいでハゲてしまったのか。
- 約50%の方が薄毛に気づいて3年以内にハゲている。
- 約20%の方は気づいたらハゲていた。
薄毛や抜け毛は始まると進むのが早く、ハゲてから気づいたという人もたくさんいます。
気づいたら、自分のハゲネタがまわりの噂になっていた!とうことになりたくない方は続きをどうぞ。
ハゲの原因になる悪性の男性ホルモンに勝つ方法
AGA(男性型脱毛症)は、薄毛や抜け毛の原因になる「ジヒロテストステロン(DHT)」という悪性の男性ホルモンが原因でした。
どうすればこの悪性の男性ホルモン「ジヒロテストステロン(DHT)」を抑えてハゲを克服できるのか。
悪性の男性ホルモン「ジヒロテストステロン(DHT)」に勝つ方法
現在は、悪性の男性ホルモンを抑えることができる治療薬がいくつかあります。
- フィナステリド(プロペシア)
「ジヒロテストステロン(DHT)」を増やす「5α還元酵素」を抑制し、「ジヒロテストステロン」の発生を抑えることができます。
これでこれから抜け毛や薄毛でハゲになるリスクを抑えることができます。
薄毛の状態から髪の毛を増やすには、発毛治療を行います。
細く弱くなってしまった髪の毛を復活させる代表的な治療薬
しっかりした髪の毛が生える土台作り、頭皮を整えてくれるのがこの治療薬。
- ミノキシジル
頭皮の毛細血管の拡張を促して血液改善することで、毛乳頭細胞や毛母細胞を活性化させて発毛を促進することができます。
ヘアサイクルの変化によって小さくなった毛包にアプローチし、細い髪の毛を太くしっかりした髪の毛に成長させてくれます。
この2つの治療薬により薄毛の状態から改善し、今後の抜け毛も抑えてハゲにくくすることができます。
まとめ:悪性の男性ホルモンが増えるとハゲる
今回の内容をまとめます。
- 男性がハゲる原因となるAGAは、悪性の男性ホルモンが原因。
- 悪性の男性ホルモンは「5α還元酵素」によって増える。
- 悪性の男性ホルモンを抑えるにはAGAの治療薬を使う。
男性ホルモンが多いとハゲるは間違いだと分かったかと思います。
すでに生え際が後退していたり抜け毛が増えている場合は、クリニックでAGA治療を行えば改善することができます。
筆者もクリニックでAGA治療を行い、過剰な抜け毛を抑えることができました。
AGAクリニックでは無料で頭皮を見たりAGAの症状が出ているかを調べてくれます。
もしAGA治療をする場合でも、薄毛になる前なら、安く治療できるクリニックを選べば1ヵ月3,000円前後。
まずは早めに無料カウンセリングを受けて、自分はAGA治療が必要なのか、どういった治療が必要なのかを確認することがフサフサ髪を守るための行動です。
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