治療の効果がないと困るけど治療費が高額になるのは辛いからできる限り安く済ませたい。
このような疑問に答えます。
薄毛や抜け毛の主な原因と言われるAGA(男性型脱毛症)の症状が出ると、シャンプーや育毛剤で症状を止めることはできず、クリニックでのAGA治療が必要になります。
クリニックや治療メニュー選びに失敗すると高額になるので、AGAクリニックでの治療費を安く抑えるコツを徹底解説します。
✓本記事の内容
- AGA治療はクリニックで行うのが一番安い
- クリニックのAGA治療を最小限に抑える方法
- クリニックのAGA治療費を捻出する方法
クリニックでのAGA治療は半年から1年間は継続しますので、無理なく続けられるように治療費の出費を抑えることが成功するには大事になります。
筆者は30代後半で前頭部と頭頂部が薄毛になり、AGAのクリニック治療を行うことで抜け毛を抑えて、発毛もすることができました。
AGA治療には少なからず毎月治療費がかかりますので、これから始める方のためにAGA治療費を抑えるコツを紹介します。
クリニックのAGA治療にかかる費用は3千円から
AGA(男性型脱毛症)の治療費は、AGAの進行状況や施術方法によって大きく変わります。
- 予防治療 (飲み薬)
3,000円~5,000円/月
- 発毛治療 (飲み薬・塗り薬)
10,000円~40,000円/月
- 発毛治療 (施術)
1回20,000円~
- 植毛治療
数十万円~
抜け毛が増える前の予防治療、抜け毛が増えてからの抜け毛を抑える治療と発毛治療、お金はかかっても短期間で髪の毛を増やしたい場合の植毛治療に分けて紹介します。
AGA予防治療
AGA(男性型脱毛症)は髪の毛の成長サイクルが乱れて、髪の毛が成長途中で抜けてしまう進行性の脱毛症です。
AGA(男性型脱毛症)の予防治療は飲み薬を服用することで、髪の毛の成長サイクルを乱す原因となる悪性の男性ホルモン(ジヒドロテストステロン)の増加を抑制します。
抜け毛を防ぐ代表的な治療薬は、フィナステリド(プロペシア)とザガーロ(デュタステリド)です。
- フィナステリド(プロペシア)
3,000円~
- ザガーロ(デュタステリド)
8,000円~
ザガーロは新しく開発された治療薬でフィナステリドの1.6倍の効果があると言われているため、フィナステリドよりも高額になります。
AGA治療ができるクリニックでは、主にフィナステリド(プロペシア)を使った治療になります。
薄毛の症状が出る前、抜け毛が気になり始めた段階でAGA治療を行えば、1年間でも6万円程に抑えることができます。
AGA発毛治療 10,000円~
すでに抜け毛が増えて生え際が後退していたり、前頭部や頭頂部に薄毛の症状がある場合は、抜け毛を抑える治療と合わせて発毛を促進する治療を行います。
- ミノキシジル(飲み薬)
7,000円~
- ミノキシジル(塗り薬)
9,000円~
テレビCMでもよく見かけるスカルプDやリアップにも配合されているミノキシジル。
AGAクリニックでも発毛治療を行う場合、ミノキシジルが配合された治療薬を使われていて、主に使われるのは飲み薬のタイプです。
抜け毛を防ぐフィナステリド(プロペシア)とミノキシジル(飲み薬)を合わせて約10,000円が一つの目安になります。
塗り薬のタイプは、発毛効果を高めたいときに飲み薬と併用して使います。
発毛治療を1年間治療を行うと、AGA治療費は15万円程になります。
発毛治療は塗り薬よりも飲み薬の方が効果が高いため、クリニックで処方される治療薬は飲み薬が主になっています。
理由は塗り薬よりも飲み薬の方が高い発毛効果があるからです。
発毛治療では頭皮の血流を改善することで毛母細胞や毛乳頭細胞を活性化しますので、血液によって治療薬を届けられる飲み薬の方が効果が高くなります。
植毛治療
植毛治療は、1毛穴あたり1,000円~2,000円が費用相場となっています。
- 自主植毛
- 人工植毛
自分の毛を植毛する施術と人口の毛を植毛する施術がありますが、どちらも外科的治療で高額となりますので、数十万円から数百万円程かかります。
基本料金と施術料金が別になっていることもあります。
AGA治療はクリニックで行うのが一番安い
AGAクリニックで治療をする場合、抜け毛が始まる前で年間6万円、AGAが進行してからだと年間15万円程かかるということは分かりました。
『どこかで薬を買って使ったり、近所の皮膚科で治療した方が安いんじゃないの?』
そう思っている人もいると思いますので、クリニック以外でAGA治療を行う場合と比較してみたいと思います。
AGA治療ができるクリニック以外での治療は3種類。
- 近くで通いやすい皮膚科
- 抜け毛を抑えるAGA治療薬の個人輸入
- 市販で買える発毛剤と育毛剤
近くて通いやすい近所の皮膚科はAGA治療費が高い
『わざわざクリニックに行かなくても近所にある皮膚科で安く治療できるならそれでいいんじゃない?』
筆者もそう思ったので、近くの皮膚科で治療費を公開している病院のAGA治療費を調べてみました。
- プロペシア 8,400円
- ザガーロ 9,900円
別途、初診料3,500円、再診料1,500円となっていまして、さらに血液検査や遺伝子検査も数万円の費用です。
他にも数院調べてみましたが、ここは皮膚科の中では安い方で治療メニューも抜け毛予防のみしかできなかったりといった制限もあります。
皮膚科よりもAGAクリニックの方が治療費が安いことは調べればすぐに分かります。
抜け毛を抑えるAGA治療薬の個人輸入は安いとは限らない
AGA治療薬も個人輸入のインターネット通販を利用すれば、安く手に入れることができます。
クリニックや皮膚科に比べると、半額から3分の1ぐらいの価格で買える場合もあります。
ただし個人輸入では模倣品も多く出回っていますし、支払いが完了しているのに商品が届かないというケースも発生しています。
半年から1年間も効果の出ない薬を飲み続けた後に、効果のない模倣品だと気づく可能性もあります。
さらに怖いのが副作用や健康被害などが発生した場合、個人輸入では対処できません。
正しい検査や副作用が出た時の対処をしてもらえるAGAクリニックで治療を受けるのが良いのか明確ですね。
市販で買える発毛剤と育毛剤の価格
抜け毛が気になったら発毛剤や育毛剤を使う方も多いのですが、どちらも抜け毛を抑えることはできません。
過剰な抜け毛を抑えない限り、発毛治療しても穴の開いたバケツから水をずっと垂れ流しているようなものです。
では発毛剤や育毛剤は何のために使うのか?という疑問が出てしまうので補足します。
発毛剤 6,500円~
発毛剤は、薄毛になった場合に、また髪の毛が生えてくるように発毛を促進し毛量を増やすもの。
有名なリアップで7,480円、スカルプDで8,000円程で購入することができます。
AGAクリニックを利用するのが難しいけど、発毛力を高めていきたい方に最適なのが発毛剤です。
育毛剤 3,300円~
育毛剤は、今生えている髪の毛を太くて強い、元気な髪の毛にするもの。
スカルプDで3,300円、最近人気のチャップアップで8,000円程で購入できます。
すでにお気づきの方も多いと思うのですが、発毛剤や育毛剤では、抜け毛を止めることはできないんです。
AGA(男性型脱毛症)は進行性の症状で、「5αリダクターゼ」という酵素が作用し、悪性の男性ホルモンであるジヒドロテストステロンに変換してしまい、髪の毛の成長を阻害するもの。
AGAによる過剰な抜け毛を止めるには、AGAクリニックでの治療が必須となります。
最近髪の毛が細くて元気がないから改善したい!そういったニーズに最適なのが育毛剤ですね。
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クリニックのAGA治療を安く抑えるコツは4つ
AGAによる過剰な抜け毛を止めるには、クリニックでの治療が必要なことが分かりました。
ここからはどうすればAGAクリニックでの治療費用を安く抑えることができるのか、そこについて見ていきます。
少しでも安く抑えるコツは4つ。
- AGA治療の効果を高めるシャンプー選び
- AGA治療の効果を高めるライフスタイル
- AGA治療の効果を高める食生活
- AGAが進行する前に無料カウンセリング
AGAクリニックでの治療費用を安く抑えるコツはAGAの進行を早く抑えること、AGAの症状をできる限り最小限にすることです。
日々の生活の中でできることも多いですし、かなり大切なので詳しく説明します。
AGA治療の効果を高めるシャンプー選び
『AGAクリニックに通って治療さえすればOKでしょ!』
そう思う人もいると思いますが、AGA治療の効果を最大限に高めて少しでも治療費を安く抑えるには、シャンプーを選びにもいくつかポイントがあります。
シャンプー選びの4つのポイント
- アミノ酸系シャンプーを選ぶ
- 保湿成分入りのシャンプー
- 添加物の入っていないシャンプー
- 血行促進成分入りのシャンプー
しっかりと皮脂汚れを落とすサッパリ系が良い、泡立ち抜群のシャンプーが良い、洗った後の香りが好きなシャンプーが良いという人もいます。
20代ぐらいからはフケやカユミ、ニオイ、毛染め効果のあるシャンプーなどを選ぶ人も増えてきます。
ですがAGA予防や抜け毛や薄毛を改善したいなら、頭皮に優しいアミノ酸系シャンプーです。
ただし、注意点があります。
注意点:ドラッグストア等で安く買えるスカルプシャンプーを使わない
600円から800円ほどで安く買える市販のスカルプシャンプーもありますが、有効成分が入っていなかったり少ない場合もあります。
1本3,000円でも3ヵ月使えば1日30円程度ですので、シャンプー代をケチって頭皮をキズづけるより頭皮に良いシャンプーを買う方が良いのは明らかですね。
自分に合うスカルプシャンプーでAGA治療の効果をサポート
安く買える市販のシャンプーと明らかに違う点は3つ。
- 保湿成分が含まれているので、肌荒れによる炎症から髪の毛が育ちにくい頭皮環境になることを防ぐことができる。
- 不要な添加物が入っていないので、頭皮や髪の毛に与える負担を最小限に抑えられる。
- 血行促進成分が入っているので、AGA治療のサポートにもつながる。
お手頃価格で人気なのは適度な洗浄力のアミノ酸系スカルプシャンプー、チャップアップシャンプーです。
AGA治療の効果を高めるライフスタイル
大切な髪の毛を守りAGA治療の効果を高めるには、ライフスタイルを整えることが大切です。
普段の生活で気をつけるべきポイントは3つです。
- 外出時の紫外線対策
- 毎日頭皮の汚れを落とす
- 22時~2時の上質な睡眠
外出時の紫外線対策
紫外線の強い日や長時間にわたって紫外線を浴びる場合は、帽子を被る。
毎日頭皮の汚れを落とす
汗をかいた後のシャワーや毎日夜には頭皮についた皮脂汚れをしっかり落とす。
22時~2時の睡眠
髪の毛のゴールデンタイムと言われる12時~2時の間に上質な睡眠をとるために、22時を過ぎたら早めに就寝する。
まずはこの3つから意識して取り組むことが頭皮環境を整える第一歩。
髪の毛が成長しやすい頭皮環境を整えることで、早く期待する発毛効果を得ることができれば、発毛治療を止めたり、治療のレベルを下げることで治療費を抑えることができます。
AGA治療の効果を高める食生活
AGA治療の効果を高めるには、食生活も大切でしてポイントは2つです。
- たんぱく質、ビタミン、ミネラル(亜鉛)
- PFCバランス(たんぱく質・脂質・炭水化物のバランス)のとれた食事
髪の毛は主にケラチン(たんぱく質)でできていて、髪の毛の成長を促進するにはビタミンやミネラル(亜鉛)をしっかり摂る必要があります。
PFCの栄養バランスが崩れるとそれぞれの機能を補うことから、髪の毛に成長に必要なたんぱく質が不足してしまう可能性もあります。
なのでたんぱく質、脂質、炭水化物それぞれが不足しないような食生活を送ることも大切です。
特にAGA対策として摂取したい食べ物は…
うなぎ、赤身肉、卵、大豆製品、ひじき、わかめ、ナッツ類など
AGA治療を高めるには元気な髪の毛を育てる食事からです。
AGAが進行する前に無料カウンセリングを受ける
クリニックのAGA治療は薄毛の進行状況によって変わりますので、薄毛が広がる前に治療をした方が安くなります。
AGAの症状が出ていれば、無料カウンセリングで早期に見つけることができますし、AGA治療が不要な場合は費用がかかりませんので、早く受けておくのが正解です。
薄毛になってから無料カウンセリングに申し込むとAGA治療費も高くなりますので、AGA治療にかかる費用を抑えたいならこのブログを読んだ流れで無料カウンセリングに申し込んでおきましょう。
遺伝子検査でAGAになりやすいかどうか、AGA治療薬が効きやすい体質かどうかを調べてくれるクリニックもあります。
筆者が受けた遺伝子検査は、AR(アンドロゲン受容体)遺伝子検査と呼ばれるものでAGA治療薬が効きやすい体質なのかも調べることができ、AGA治療を安心して受けれました。
高くなる治療費を抑えるには?クリニック費用のQ&A
ここからはAGA治療を受けるクリニックを選ぶ前に知りたい、費用に関するQ&Aをまとめています。
AGA治療は自由診療になるのでクリニック以外も保険適用外
皮膚科で受けるよりもAGA専門のクリニックで受ける方が治療費が安くなる理由の一つがこれです。
AGA治療は自由診療で健康保険が適用されず、医療費控除も受けることができません。
自由診療はクリニック側で治療費を決めることができるので、クリニックによって診察代、検査代、薬代など、治療費の設定は異なります。
遺伝子検査や血液検査の回数や費用はクリニックで異なる
遺伝子検査が無料のクリニックもあれば、有料で1万円から2万円でしてくれるクリニックもあります。
遺伝子検査自体は受けなくてもAGA治療はできますので、クリニックの方針によって全然違うんです。
血液検査はクリニックによって1回だけのところもあれば、毎月してくれるところもあり、初回だけ無料のところ、1回3,000円から5,000円かかるクリニックもあります。
モニターキャンペーンは顔出ししなくて良いクリニックもある
モニターになれば治療費を10%から50%オフにすることができるキャンペーンをしているクリニックもあります。
AGA治療の事例で気になるのは、薄毛の部分がどう変化したのかですので、顔出しをしなくてもモニターになれるクリニックもいくつかあります。
そういった背景から、実績を増やしたいクリニックでは積極的にモニターキャンペーンを行っており、顔出ししなくてもモニター割引で30%などになる場合もあります。
クリニックのAGA治療費は普段の生活を少し変えれば捻出できる
クリニックでAGA治療を行う場合、抜け毛予防のみであれば5,000円、発毛が必要な場合は、10,000円からでした。
現在の生活費によっても変わりますが、少し生活を変えるだけでもAGA治療費を捻出できる可能性はたくさんあります。
いくつか例を紹介します。
クリニック治療費を捻出① ケータイ料金を下げる
大手キャリア→格安スマホ
月10,000円→月2,000円=8,000円
格安スマホでも大手キャリアの回線を使っているところも多いので、通信環境が悪くなる心配もあまりありません。
筆者はLINEモバイルに変えて通信のストレスなく、月2,000円以下でiphoneを使えています。
クリニック治療費を捻出② 平日のランチ代を下げる
定食屋さん→牛丼チェーン
800円→300円 = 500円×20日=10,000円
一般的な外食ランチは800円ですが、松屋など牛丼チェーン店の牛丼であれば栄養バランスも良くておいしいのに300円で食べることができます。
毎日は難しい場合でも週に数回牛丼に変えるだけでもかなり出費を抑えることができます。
クリニック治療費を捻出③ 美容院に行く回数を減らす
月1回→2ヵ月に1回
月5,000円→月2,500円 =2,500円
男性の場合、一般的には美容院や床屋に行く回数は月1回ですが、AGA治療をする1年間は2ヵ月に1回に減らしてみるという方法もあります。
短すぎると髪の毛を切る頻度が増えてしまうので、治療中は少し長めの髪型にするのがおすすめです。
クリニック治療費を捻出④ 本は買わずに電子書籍にする
書籍購入→Amazon Kindle Unlimited(月額980円)で読む
Amazonの読み放題サービスを利用すれば、1ヵ月980円で200万冊以上の本を好きなだけ読むことができます。
- 1冊1,500円の書籍を月に2冊の場合、3,000円→980円=2,020円
- 1冊1,500円の書籍を月に4冊買う場合、6,000円→980円=4,020円
筆者はTarzanなどの雑誌も全てAmazonの読み放題を使って無料で読んでいます。
今なら30日間無料体験をで試せるのでどういった本があるのか、Amazon Kindle Unlimitedに変えても問題ないのか試せます。
クリニック治療費を捻出⑤ コーヒーはマイボトルで飲む
缶コーヒー → マイボトル
1日2本買う場合は、1日で240円、20日間で4,800円かかります。
家で準備してマイボトルを持ち歩けば、コーヒーの粉は30杯500円~800円で買えるので、1ヵ月で約4,000円捻出できます。
今回は、普段の生活を少し変えることでAGA治療の費用を捻出する方法を5つ紹介しましたが、普段かかっている費用を整理して考えれば、他にもたくさん出てくると思います。
将来の髪の毛を守るために、削れる費用はどんどん削ってAGA治療にまわしましょう。
まとめ:効果の高いクリニック治療費を安く抑えるコツ
今回はクリニックで行うAGA治療費を安く抑えるコツについて紹介しました。
ジェネリックやオンライン診療によって、この数年でAGA治療の費用もかなり下がりましたが、安くできるかどうかはクリニック選びや利用方法で変わります。
そして「いつ相談するか」「どのタイミングで始めるか」によっては、同じクリニックでも治療費用は桁違いに変わります。
同じクリニックでも安くする一番の方法と、AGA治療の費用が安いクリニックについては、他の記事でまとめています↓